この度サイトをリセットしました。今まで約2年ほどかけて色んな記事を投稿してきましたが、全て消去して新しくサイトを作り直すことにしました。
投稿記事は今までの蓄積であり自分の財産でもあります。
なぜそれらを全て消したかというと、数年にわたってカリグラフィを学んできましたが、最近になってカリグラフィの新しい世界や思想に触れ、今までの自分が投稿してきた記事や内容が陳腐に感じたからです。
サイトを作る理由は情報発信やカリグラフィの認知、仕事の獲得など、このサイトに人を呼び込むために検索ワードを読んで記事を投下してきました。それ自体が悪いと言うわけではなく、情報の共有やカリグラフィを使ったサービスの提供自体は継続していくつもりではありますが、その前に学ぶべきこと増えたというか少し明確になってきた気がしています。具体的にはアメリカンペンマンシップの世界を知ったことで、自分が学ぶべきジャンルが分かってきたという所です。
15世紀以前の写本カリグラフィも素晴らしいのですが、僕が憧れ表現したいと思ったのは17世紀以降あたりから発展してきたアメリカン習字の世界なのだと最近になって気づけました。おそらくはジョンジェンキンスのアートオブライティング以降、さらに言うと19世紀中頃から20世紀初頭頃のペンマンたちの装飾習字の黄金期に影響を受けていたのではないかと予想していますが、そこら辺についても学びを進めるにつれて具現化してくるかもしれません。
そしてその学び方もなんとなく分かってきました。ここからは独学の割合が増えていくかと思いますが今までの蓄積を活かせば理想とする技術に到達可能なのではないかと思っています。そして自身が学ぶだけでなく技術や知識を広めていきたいとも思えるようになりました。
学ぶべき知識のまとめや技術向上にあともう少しだけ時間がかかりそうですが、少しずつまとめていきたいと考えています。またSNSから少し離れ、100〜200年前の貴重書を読んでそれらをこのサイトで少しずつ解説して行ければと思います。
ラインに登録して配信を読んでくれている人たち、お仕事を下さっている企業の方々、引き続きよろしくお願いいたします。
2022.11.23 出口
初めてのコメント失礼します。旧サイトからお世話になってた者です。
今からちょうど一年と少し前にカリグラフィーに興味を持ち、色々と調べるうちにたどり着いたサイトが旧カリグラフィーレシピでした。初心者にも分かりやすい記事内容と出口さんの文字に惹かれて、何度も同じ記事を読み直すほどに好きになったサイトでした。
半年ほど本格的なカリグラフィーに触れることができず、このサイトからも足が離れていたので、それらの記事が見れなくなってしまったことに今更気づき、少しばかり悲しくなりました。
ですが、同時に出口さんが心のうちで渇望していたスタイルが現実化しようとしている事実に私は勝手ながら胸が躍っています。願わくばその成果を一日も早くこの目に出来ることを心の底から祈っています。
そして、2023年が出口さんにとって大きな飛躍の年となることを願っています。
稚拙な長文、失礼しました。