
カリグラフィー、聞いたことはあるけど具体的にどんなことに使えるの?
カリグラフィーは西洋の書道なので日本ではあんまり活躍の場がないようにも思えますが、アイデア次第では色んな事に使えると思います。またこれから色んな機会でカリグラフィーが活躍するようになれば良いなと個人的に思っています。
実際にカリグラフィーが使用されている場面を現状自分が把握している、もしくは自分が実際に制作した範囲内でまとめてみました。
それではいってみましょう。
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筆耕

筆耕
まずは筆耕ですね、食事会や各種パーティーのネームカードの筆耕などに使えます。
美しい文字で書かれた手書きのカリグラフィー文字は大切なゲストを招待する時などに特別感を与えることができると思います。ウェディングシーンでもゲストの席札をカリグラフィーで書いてもらいたい(自分で書きたい)人もいるみたいですね。

ウェディングシーンでの筆耕

ジュエリーブランドのVIP会食会のネームカード
カリグラフィーは英語の書道ですが、日本人は書を重んじる文化があるので、手書きに価値を感じる人も一定数いるようです。
またイベントなどでカリグラファーが店舗に行って直接お客さまの目の前でカリグラフィーのパフォーマンスを行うライブカリグラフィーも行われています。
ウェディングペーパーアイテムの製作

結婚招待状
続いてウェディングペーパーアイテムの製作です。
海外のウェディングペーパーアイテムを見るとタイトル部分や新郎新婦の名前がカリグラフィーで書かれた招待状を良くみますね。
席次表や上でも挙げた席札の筆耕、ウェディングメニューのタイトル部分なんかにもカリグラフィーを使えます。有機的なラインの文字は華やかな印象を与えてくれます。

ロールタイプの席次表
ボタニカルアートとカリグラフィーが印刷された海外のペーパーアイテムを見てとても素敵だな〜って思ったんですよね。こういうものが作りたい!って思って僕自身も結構たくさん作ってきました。
自然の要素を取り入れた「ナチュラルウェディング」や「ラスティックウェディング」と言われるような結婚式をあげたい人たちには人気が高いみたいです。
アート作品の制作

カリグラフィーアート
画家の人たちなんかが自分の作品を作るように、カリグラファーも自分のアート作品を作ります。
絵と違ってカリグラフィーは文字なので、元になる文章が必要ですね。海外の動揺や作家の詩など、主に著作権が切れている英語の文章を元に作品を作ったりします、他には海外のカリグラファーが英語の歌を題材にして作っている作品をインスタグラムにあげているのを見みました。
↓以下カリグラフィー作品に使えそうな文章の参考リンクです
作品は選んだ文章の内容やテーマに沿って雰囲気の合う書体を選んだり数書体組み合わせて作ったりします。他にも絵柄を組み合わせて作品全体のデザインを作っていく感じですね。

偉人の言葉をカリグラフィーで書いた作品
僕は現状英語ができないので自分で英語が書ける人は自分でオリジナル文章を作れるので有利ですね。
グリーティングカードのデザイン

バースデーカードのデザイン
カリグラフィーと言ったらグリーティングカードのデザインですね。
バースデーカードやサンキューカード。クリスマスカードやバレンタイン、ハロウィンなど季節のイベントの際にはお店によくグリーティングカードが並んでいます。銀座 伊東屋1階のグリーティングコーナーも素敵ですよね〜。なんか買うわけでもないんですが、あそこにいくとしばらく見たりしています。

クリスマスカードのデザイン
海外では日本よりもグリーティングカードを贈りあったりする機会が多い国もあるみたいですね。カードのタイトルにカリグラフィーもよく使われています。
自分でカリグラフィーを書いて作れば世界にひとつだけのオリジナルカードになるので作ってみるだけで楽しそうです。
ロゴデザイン

ロゴのデザインに
カリグラフィーはロゴのデザインにも向いています。
書体の形は基本形があって決まっていますが、人の手で書く以上は書き手の個性が加わってやっぱり少しずつ違った文字になります。
ロゴの役割はひとめ見たら忘れない印象的な形、その形を見れば「あっこのお店だよね」とわかるためのものなので、そういった意味でも手書きカリグラフィーで作るロゴは既存フォントにはないオリジナリティーを生む力があると思います。

オリジナリティーを表現しやすい手書きも文字
フレンチレストランやイタリアンみたいな西洋料理店やカフェ、フラワーショップやジュエリー店、フレグランス商品を扱う店舗などのデザインに向いていそうです。
まとめ
というわけでカリグラフィーでできる事まとめでした。
個人的な意見ですが、カリグラフィーってもっと活躍する場があっていいんじゃないかな〜と思っています。英語なので日本ではなかなか難しい部分もありますけどね。いろんなものがデジタルに移行していく時代でもありますし。
でも手書きだからこそできることってあると思うんですよね。上記に挙げたような製作物もそうですが、基本的には特別なシーンだったり季節を感じるようなイベントでは力を発揮しそうな気がします。
やっぱり単純に素敵ですからね。カリグラフィーは植物や鳥の羽なんかの有機的な曲線を参考に作られていたりするので、そういうものって人間も本能的に美しいって感じるものなんですよね。
まとめ、というより自分の考えになってしまいましたが、もっとカリグラフィーが広まって色んな場面で活躍すると良いなと思います。それでは〜