子供の頃、英語の授業で習った筆記体の正体とは?

僕は世代的に英語の授業で筆記体を習ってきた世代なのですが、最近の学校では筆記体は学ばないと聞いています。それは日本だけではなくて英語圏の学校でもそうらしいですね。

筆記体の読み書きを学ばないということは、扱う文字は必然的にローマン体ということになるのでしょうか??万人にとって読みやすいローマン体。2000年前にはその文字の骨格がほぼ決められていることを考えるとローマンキャピタルとはとても良く設計された文字ですよね。

ところで僕らが子供の頃に習った筆記体、授業で書いてる時は特にそれが何だか考えたことなかったんですが、最近ビジネスライティングというものを調べていて、この筆記体というものの正体が何なのかなんとなく分かったような気がしているんです。

その正体とは、ザナーブローサーメソッドというものです。

何それ?という感じですが、20世紀初頭のアメリカではタイプライターと同時進行でビジネスライティングという書類書き用の筆記が存在していたらしいんですが、僕らが授業で習った筆記体はこのビジネスライティングの名残である可能性が非常に高いと考えています。

考察ページでも少し書きましたがビジネスライティングは数10年単位ほどで公式の筆記方法が何回か変化しているそうで、ざっくりスペンサリアンメソッド→パーマーメソッド→ザナーブローサーメソッド、という流れになっています。

最初はスペンサーさんが考えた筆記スタイル、次がパーマーさん、最後がザナーさんとブローサーさんが考えた筆記スタイルが公式で採用されたということですね。僕らが学校で習った筆記体は最後に採用されたザナーさんとブローサーさんが考えた「ザナーブローサーメソッド」という筆記スタイルを学んでいた可能性が高い、という考察です(※メソッドとは方法や方式というような意味)。

https://digitalgallery.bgsu.edu/student/exhibits/show/literacy/item/10670#&gid=1&pid=1

https://digitalgallery.bgsu.edu/student/exhibits/show/literacy/item/10670#&gid=1&pid=12

興味ない人からするとだから何?という感じかもしれませんが、幼少期に筆記体を習って数十年立ってからある程度の年月カリグラフィを学んだ身からすると、なるほどなあ〜。。!と色んなことって繋がってるというか、ちゃんと意味があるんだな、と感心したので記事にしてみました。

まああくまで考察なんですけどね。。。! たぶんそうなんじゃないかなあ〜?

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