
前回お花を買ってきてイメージを作ったブーケ。今回から描き始めていこうかと思います。
↓前回記事はこちら
で、まずなんですが・・・・。最初から絵の具で塗っていくんじゃなくて、まずは鉛筆でデッサンをとっていきます。この工程は別にやらなくても良いし、むしろやらないで済むならそれに越したことはないと思います。
・・・・・が!(゚Д゚;
やはり初心者がいきなりブーケのような絵を描こうと思ったら、やっぱり先にデッサンをとっておいた方が無難なのかな?と個人的には思うんですよね。ちょっとめんどくさいんですけどね〜。
なんでデッサンをとるのか、をざっくりと解説しながらメイキングを見ていきましょう。
contents
なんで白黒のデッサンをとる必要がある?

先にデッサンをとる意味って?
なんで本番を描く前にデッサンをとるのか?というと、
という事ですね、ひとつずつ見ていくと・・・。
絵の大きさとレイアウトを決めるため
まずは絵の大きさとレイアウトを先に決めてしまおう、ということですね。本番紙にいきなり描き始めてもいいんですが、ブーケみたいに要素が多い絵をいきなり本番で描くのはなかなか難しそうだな・・と。まあ人にもよるかと思いますが。
少なくとも現時点で僕には難しいので、本番ではない紙に形をとって、絵の大きさとレイアウトを先に決めてから、本番紙に転写して着彩していく予定です。
明度を決めるため
もうひとつは明度を先に決めるため、です。
本番は絵の具で塗っていくわけですが、色って「色相・彩度・明度」の3つから構成されているんですよね。詳しく話すと長くなりそうなのでここでは省きますが、色の3要素のうちのひとつである明度だけを先に処理しておく、という事です。
影のつけ方を決めるため
明度を決めるのと似てるかもですが、最後は影の付け方を先に決めておく、という理由ですね。
本番を塗っていくときには絵に立体感を出すために陰影を描いていくわですが、色のコントロールをしながら陰影を描き込んでいくって割と高度なんですよね。なのでそこも先に決めてしまおう、という事なんですよね〜。
以上のようになんで先にデッサンどりするのかをまとめると、要は本番を描くときの負担をできるだけ軽減しとこう!という事なんですね。
それではざっくりと描いていきます。
ざっくりと形をとる

漠然と構図を決めながら描き始める
まずは全体をざっくりと描いていきます。
はっきり言って1番重要な工程でもあります。・・というかココでほぼ決まってるんじゃないですかね、絵の良し悪しが・・。漫画家でいうところのネーム作りみたいなイメージかなと個人的には思ってます。
ここ適当にやってしまうと後がグダグダになっていくんですよね・・・汗。なのでしっかりと!
このブーケを美しく見せている要素は何なのか?ということを考えながら、全体のレイアウトを少しずつ描いていきます。前回とったイメージ写真を見ながら最初は薄く、ざっくりざっくり描いては消し描いては消しを繰り返して、絵の全体レイアウトを作っていきます。
細部を描き込んでいく

全体の構図を決めたら細部を描いていく
全体のレイアウトが決まったら、細部を描き込んでいきます。
と、ここで突然ですが、花には花脈(かみゃく)というものが走っています。葉っぱには葉脈(ようみゃく)が。植物を描き込んでいく時にはこの脈を見るのが重要と思うんですね。

植物の脈を把握するためにできれば実物を手元に用意したい
これを把握しないで描いてもあんまり上手くいかないような気がしてます。なので植物を描く時には極力実物を目の前に用意した方が良いんですよね。まあ植物に限らずかもですが・・。
そんなこんなで脈をよく見ながら陰影をつけていき・・・

デッサンがとれました
デッサンがとれました〜疲れた(*o*)
細密描写は神経を使うので、休み休みゆっくり描いていくのがオススメです。まあ絵を本格的に仕事にしている人はそんなわけにもいかないかもですが・・・。漫画家の人はほんと尊敬です。

インスタライブとかやりながら描くテンションを上げて?描くのもオススメです
と、いうわけで今回は以上です。次回は軽く色のテストをしてから本番紙に描いていきます。それでは〜。