美しく実用的なカリグラフィー書体は?(装飾の仕方や書き方も紹介)

カリグラフィーって色んな文字の形があってどれがなんなのか分からないって事ありませんか??

僕は最初は何がどれなの?って感じでよくわからなかったんですよね。似てるけどなんか違うのかな〜?とか。結局どれを覚えれば良いの?みたいな。

ここではグリーティングカードを作る、もしくは筆耕の仕事を受けるといった場面では、割と実用的なんじゃないかな〜と個人的に思う書体を紹介していこうと思います。

早速いってみましょう。

カリグラフィー書体の紹介

カリグラフィーはキリスト教の聖書の作成と一緒に発展してきていて、初期の頃は装飾性や権威性が重視されていたんですけど、時代が進むにつれて機能性が重視されるようになって来ている印象です。

なので後期に作られた書体の方が実用性が高い、と言えそうですね。ここでは割と時代の後期(15世紀から19世紀頃)に実際に使われていた書体を紹介していきます。

イタリック体

イタリック体

イタリック体

イタリック体はその名の通りイタリアで生まれたカーシブ系書体です。カーシブっていうのは幅ペン書体の中で傾斜がついて割と早いペースで書いていけるように設計された書体の総称ですね。

この文字は14世紀から15世紀くらいに前世をむかえた書体で、写本カリグラフィーの中では一番最後に生まれたような立ち位置の書体みたいです。

  • イタリアで生まれ14〜15世紀頃に多く使われた
  • 写本カリグラフィーの中では最後あたりの書体
  • 機能的で装飾性にも優れている
  • 割と時代の後期に作られているので、機能性、装飾性に優れていて現代でも人気書体です。

    カッパープレート体

    カッパープレート体

    カッパープレート体

    カッパープレート体はイギリス生まれ、写本カリグラフィーの文化が衰退したあと、15世紀くらいから印刷技術と一緒に発展してきた書体って言われています。当時の印刷技師たちってイタリック体を参考にして銅板に文字を彫ってたらしいんですけど、その文字を元にしてペンでも書けるようにしよう!って作られたのがカッパープレート書体って言われてるんですよね。

  • 16〜18世紀頃に使われた書体
  • プロポーションが洗練されてどちらかというと伝統的?イギリス的なイメージ
  • 写本時代のカリグラフィーよりも速く書ける。ビジネスライティングに多く使われた。
  • 先の尖ったポインテッドペンで書くこの書体は、線の強弱を筆圧コントロールで付けられるので、ペン先を紙からいちいち離す必要がなく、スクエアニブ(幅ペン)に比べてだんぜん早く書くことができます。

    昔は書類の作成とかビジネスライティングに多く使われたらしいですよ。

    スペンサリアン体

    スペンサリアン体

    スペンサリアン体

    アメリカで作られた書体です。19世紀頃にプラット・ロジャース・スペンサーさんという人がカッパープレート体を元にして作ったと言われています。

  • 19世紀頃に使われた書体
  • アメリカ的な書体で自由に書けるイメージ
  • さらに機能的に速く書けるように設計されている
  • この書体はカッパープレート書体をさらに早く効率的に書けるように設計されていてより多くビジネスライティングに使われてる印象ですね。また文字の基本形態はあるんですけど、書く人によっては自由に書いたりするらしくて、割と柔軟感じのカリグラフィー文字って言われてるそうです。

    また文字を装飾するポインテッドペンで描く絵柄、オフハンドフローリッシュも一緒に描かれることも多くて、カッパープレート書体がイギリス的な(トラディッショナル的?)書体なのに比べてこの書体はアメリカ的な書体と言えそうですね。

    カリグラフィーを装飾する技術

    カリグラフィーって基本的には書道なんですけど、文字だけだとちょっと寂しい、というか絵柄みたいなものと組み合わせて使うことも多いんですよね。

    ここではそういったカリグラフィーを装飾するための文字以外の装飾技術みたいなものを紹介していきます。

    フローリッシュ

    フローリッシュ

    フローリッシュ

    フローリッシュは文字をより華やかに見せるための装飾線です。

  • フリーリッシュは「装飾線」
  • 主にはカッパープレート体やスペンサリアン体なんかのポインテッド書体の文字につけることが多いですが、幅ペン書体につけてはいけないって事はないです。まあ幅ペンに装飾する飾りはスワッシュとかって言われたりするみたいです。

    これは絶対つけなきゃいけないってことはないんですけど、文字に動きが出るので適度につけてあげた方がベターです。

    オフハンドフローリッシュ

    オフハンドフローリッシュ

    オフハンドフローリッシュ

    オフハンドフローリッシュはポイテッドペンでかく装飾絵柄です。フローリッシュは装飾線なので、線か絵柄かの違いですかね。

  • オフハンドフリーリッシュは「装飾絵柄」
  • 植物の形を参考にしたものや鳥の絵柄が多い印象ですね。文字だけもキレイですけど、こうした絵柄も一緒に書いてあげると全体の雰囲気がより華やかになって良さそうですね。カリグラフィーって基本は書道ですけど、こうした絵を装飾する概念もあって面白いです。

    カリグラフィーの書き方

    ペンスケール

    ペンスケール

    ペンスケール

    スクエアニブ(幅ペン)にはサイズがいくつかあって、それぞれのサイズごとに書ける文字の大きさが違ってきます。ここでルールを決めておかないとペンサイズごとに文字のバランスがバラバラになってしまうので、それを決めるのがペンスケールです。

  • ペンスケールは違うペンサイズでも文字のバランスを統一させるためのもの
  • ペンスケールは書体によってペン幅いくつ分って決まっています。規定の数よりもペン幅の数を多くすれば文字のバランスは細くなるし、逆に少なくすれば文字は太くなって行きます。

    カリグラフィーの基本的な書き方はこちら↓

    絵の具

    絵の具の濃さ大事です・・

    絵の具の濃さ大事です・・

    カリグラフィー文字を書くためには絵の具を用意しないとですね。インクでもいいんですけど、ちゃんと書きたいって時には絵の具の方が良いです。

    なぜかっていうと、水分量を自分で調整できるからです。

  • 本格的に書きたかったら絵の具を使おう
  • カリグラフィーは「美しく文字を書く」っていう意味があるので、美しくないとカリグラフィーとは言えない・・・という事になりそうですね・・・汗 で、文字を美しく見せるための大事な要素のひとつに絵の具の濃度があります。

    カリグラフィーはざっくり言うと、「細い線」と「太い線」、この2つの線から構成されてて、太い線はしっかり太く、細い線はしっかり細くなってないと美しく見えないんです。

    太い方はいったん置いといて、細い線! この細い線っていうのは絵の具の濃度をしっかりと調整しないと出ないんですよね。

  • カリグラフィーを美しく見せるためには絵の具の濃度が大事
  • 絵の具の溶き方はこちら↓

    なので絵の具と水の分量はきれいな細い線が出せるようにある程度練習する必要がありそうです。

    まとめ

    というわけで、カリグラフィーの書体の紹介と、書き方についてざっくりとまとめてみました。

    カリグラフィーを始める時は最初どうしたら良いかわからなかったりもするんですけど、作品が作りたいのか?筆耕がやりたいのか?とかある程度目的を決めてからやった方が良いかな〜??と個人的には思いました。

    よければご参考に〜

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