【徹底比較!】使いやすいポインテッドペンはどれ!?
【徹底比較!】使いやすいポインテッドペンはどれ!?

カッパープレート書体やスペンサリアン書体、人気ですよね。これらのカリグラフィー書体を書くためのポインテッドペン。どんなペン先使ってますか??

僕は「ジロット303」というペン先を愛用していますが、ちょっと引っかかり安いのとこれから生産が停止するかも?というウワサもあって、他のペン先の事も知っておこう!ということで何種類か買って試してみた感想をまとめてみました。

題して「徹底比較!使いやすいポンテッドペンはどれ!?」

ということで、早速行ってみましょう。(あくまで個人的な感想を書いてます・・・)

スクエアニブ(幅ペン)の比較はこちらの記事をどうぞ↓

【幅ペン比較】つけペンってどんな種類があるの?(カリグラフィー )

カリグラフィーの道具全般についてはこちらの記事をどうぞ↓

【初心者向け】カリグラフィーを書く為の道具を知りたい

新品のペン先について

新品のニブを焼くのは諸説あります・・が・・・

新品のニブを焼くのは諸説あります・・が・・・

ペン先は焼いた方が良いの??

ペン先の種類の紹介の前に、ペン先の使い方について少し書いて見ます。

新しいペン先は錆(サビ)止め加工のため油膜コーティングがされているので、絵の具やインクをはじいてしまいます。なのでアルコールでふくかライターの火で軽く炙って油膜を焼き切ってから使うのが一般的、とされています。

ただこの最初にライターで焼き切るという行為には諸説あって、メーカー側も焼くことは推奨していないという話もあります。

しかしペン先によっては最初に焼かないとやっぱりインクをはじいて書けない場合もあるので、僕は焼いています。個人的な意見にはなりますがペン先の焼き方はそれそれ違ったやり方で焼いた方が良いかな、と思っています。

各ペン先の「線の太さ」を表記していますが、ペン先の焼き方によって線の太さも変わってきます。ペン先の焼き方はあくまで個人的にこう焼いた方が良いんじゃないかな?という焼き方を赤字で書いているので、よかったら参考にしてみてください。

Gillott 303 / William Mitchell

ジロット303

ジロット303

ウィリアムミッチェル社の「ジロット303」。イギリス製ですね。ポンテッド書体を書くのには一番使われてるんじゃないですかね~?

ちなみに海外のカリグラファーはほとんどこのペン先は使わない、と聞いたこともありますが、日本ではよく使われてる印象です。

スペルを書くのには個人的に一番おすすめのペン先ですが、長いストローク(長めのフローリッシュなど)を書くのにはあまり向いているとは言えないかもです。(引っかかりが強いので)

また2020年現在、メーカー側で生産中止のウワサもあって今後どうなるかわからない流れでもあります。

線の太さ★

ジロット303で書くとこんな感じ

ジロット303で書くとこんな感じ

極細です。一番細い線が引けます。

※このペン先は、新品を使うときは先端まで軽く焼いた方が良いと思います。でないと線が出ないです。

価格★★

一本170円くらいですかね。昔は一本100円くらいだったんですけど、ちょっと値上がりした印象です。全体としては比較的安めの金額ですね、お財布にも優しいです。

ペンの弾力★★★

ちょうど良いって感じです。硬すぎず、柔らかすぎず。カリグラフィーの文字って最初はゆっくり書いて一文字ずつ覚えていくものなので、そういった意味でもちょうど良い弾力ですね。

アップストロークの引っかかり★★★★★

一番強いと言って良さそうです。最も細い線が引ける一方で紙への引っかかりは一番強そうです。引っかかりが強いということはペン先の先端への負担も大きく、ペン先の交換頻度も低いとは言えない印象ではあります。

Leonardt Principal Extra Fine Nib / Manuscript

プリンシパル

プリンシパル

マニスクリプト社の「プリンシパル」。これもイギリス製。

ジロット303とほぼ同じくらい細い線が出る上にアップストロークであまり引っかからないです。弾力はジロット303よりも少しだけ柔らかい感じ。

長めのストロークも書きやすいので、フローリッシュや絵柄にもGoodですね。機能性だけをみればジロット303よりも優れている、といえそうな印象でした。ただ値段が倍以上するのでそこをどう捉えるか・・という感じですかね。

今後使って見て耐久性に優れていれば、交換頻度が下がり値段のネックも解消されるかもといった印象です。

線の太さ★

プリンシパルで書くとこんな感じ

プリンシパルで書くとこんな感じ

細いです。ほとんどジロット303と変わらない印象、ほぼ同じくらいの細さですね。

※このペン先は、新品を使うときは先端まで軽く焼いた方が良いと思います。でないと線が出ないです。

価格★★★★★

比較した中で最高値です。webショップで買ったら一本450円くらいでした。お店にもよると思いますが、安くはないですね・・・汗 

ペンの弾力★★

実際に使った感じはジロット303に比べて少しだけ柔らかい?印象でした。ジロットと同じ筆圧でシェード(線が太くなる部分)をかけると若干太くなるイメージですかね??

アップストロークの引っかかり★★★

引ける線がジロット303とほぼ変わらないのに対して、アップストロークの引っかかりは少ない印象です。さすがお値段高いだけあるかな?というイメージでした。

Hunt 101 / Speedball

ハントアーチスト101

ハントアーチスト101

スピードボール社の「ハントアーチストペン101」。アメリカ製です。

ペン先の弾力が一番柔らかいです。少しの筆圧でペン先がすいすい開くので、あまり力がない人にはオススメかもしれませんね。

ちなみに僕は最初独学でカッパープレート書体を書いていたとき、色々とペン先を調べて試した結果、最初は一番このペン先が書きやすい!と思って使ってました。

他のペン先に比べてスイスイ書ける印象なので、最初はゆっくり文字の形を覚える時には書きやすすぎる?かなという感じでもありますが、筆圧が弱めな人には良さそうですね。

線の太さ★★

ハントアーチスト101で書くとこんな感じ

ハントアーチスト101で書くとこんな感じ

細めです、ジロット303やプリンシパルと比べるとほんのちょっぴり太めですかね

※このペン先は、新品を使うときは先端まで軽く焼いた方が良いと思います。でないと線が出ないです。

価格★★★

一本300円〜350円ですかね。まあ中間くらいのお値段って感じです。

ペンの弾力★

比較した中では一番柔らかいと思います。とにかく筆圧がほとんどと言って良いほど必要ないのでスイスイ書けます。

アップストロークの引っかかり★★★

これもジロット303との比較になりますが、緩めです。普通に書いてる分にはほぼ引っかからないです。

Extra Fine 66 Nib / Brause

エクストラファイン66

エクストラファイン66

ブラウゼ社の「エクストラファイン66」。ドイツ製です。

ちょっと変わった形のポインテッドペンですね。他のポインテッドペンに比べてだいぶ小さめではありますね。ペン先が小さいので絵の具(インク)を少ししか乗せられないかな?と思ったんですが、けっこう乗りますね。

大きめのペン先の方が絵の具がたくさん乗りそうなイメージなんですけど、大きいペン先ってその分カーブが緩やかだったりするんで、思ったほど載らないみたいですね。

そういった意味ではインク溜めの部分に全部絵の具が載るので、小さくてもあんまりそこは気にならない感じでした。

線の太さ★

エクストラファイン66で書くとこんな感じ

エクストラファイン66で書くとこんな感じ

細いです。ジロット303やプリンシパルと同じくらいの細さが出ます。

※このペン先は、新品を使うときは先端まで軽く焼いた方が良いと思います。でないと線が出ないです。

価格★★★

一本330円くらいでした。安くはないですが、他と比べてまあ中間くらい・・ですかね。

ペンの弾力★★★

硬すぎず柔かずぎず、個人的にはちょうど良いって感じでした。ここもジロットやプリンシパルとあんまり変わらない感じです。

アップストロークの引っかかり★★★

細い線が出る割には少ないです。比較的書きやすいペン先だと思います。

361 Steno Pen Nib / Brause

ステノ361

ステノ361

ブラウゼ社の「ステノ361」。ドイツ製。

色がジロット303と同じような感じなので線も細いかな?と思ったら真逆で比較した中で最も線が太い印象でした。

太い線でポンテッド書体を書きたいって時には良いのかもですかね。普通のカッパープレート書体を書くときにはちょっと太すぎるかな?とは思いました。

線の太さ★★★★★

ステノ361で書くとこんな感じ

ステノ361で書くとこんな感じ

比較した中で一番線が太かったです。

※このペン先は、新品を使う際はあまり先端を焼かない方が良い印象です。先端を焼くと線が極端に太くなります。先端は焼かずに(もしくはほんの少しだけ焼く)インク溜めの部分のみ焼いた方が良いと個人的に思います。

価格★★★

これも一本330円くらいですかね。安くはなく中間くらいですね。

ペンの弾力★★

柔らかい印象です。ハントアーチストペン101の次くらいに柔らかいんじゃないかな?という感じでした。

アップストロークの引っかかり

線が太いぶんほとんどないです。ほぼないと言っても過言ではないかもしれません。

NIKKO G Pen / NIKKO

日光Gペン

日光Gペン

立川ペン製作所の「日光Gペン」。日本製ですね。

まず値段が一番安いのでお財布に優しそうです。ペン先の耐久性も高いので交換頻度も低そうなイメージですね。

漫画家の人なんかも使ってるんですかね??ちょっとわからないですが、カリグラフィーのペン先って銀座伊東屋とか世界堂、webのショップでしか手に入らない印象ですが、このペン先は近くの画材屋さんにも売ってますね。

スペンサリアン書体の第一人者マイケル・サルがこのペン先を評価して愛用していると聞いたことがあります。

線の太さ★★★★

日光Gペンで書くとこんな感じ

日光Gペンで書くとこんな感じ

比較した中では太めですね。絵の具やインクを少し薄めにすると線が細くなる印象ですね。

※このペン先は、新品を使う際はあまり先端を焼かない方が良い印象です。先端を焼くと線が極端に太くなります。先端は焼かずに(もしくはほんの少しだけ焼く)インク溜めの部分のみ焼いた方が良いと個人的に思います。

価格★

最安値です。これ以上安いペン先はないんじゃないかな〜という感じですね。お財布に優しい・・。

ペンの弾力★★★★

ちょっと硬めですね。筆圧のコントロールは難しめだと思います。女性だとちょっと書きづらいかも?しれません。

アップストロークの引っかかり★

ない、と言って過言ではないくらい引っかかりというものがない印象ですね。あまりにも引っかからないのでジロット303とかに慣れていると逆に違和感あるかも?というくらいとにかく引っかからないです。

Hunt 513EF Globe Nib / Speedball

ハントグローブボウル513

ハントグローブボウル513

スピードボール社の「ハントグローブボウル513」。アメリカ製。

日光Gペンに似たような感じですが、日光Gよりもさらに硬めな感じです。初心者にはちょっと使いづらいペン先かな・・という印象でした。

線の太さ★★★★

ハントグローブボウル513で書くとこんな感じ

ハントグローブボウル513で書くとこんな感じ

太めです。日光Gと同じくらい?かもう気持ち太いかもしれません。

※このペン先は、新品を使う際はあまり先端を焼かない方が良い印象です。先端を焼くと線が極端に太くなります。先端は焼かずに(もしくはほんの少しだけ焼く)インク溜めの部分のみ焼いた方が良いと個人的に思います。

価格★★

一本250円くらいでした。比較した中では安めな印象ですね。

ペンの弾力★★★★★

比較した中で一番硬かったですね。筆圧のコントロールは難しいと言えそうです。

アップストロークの引っかかり★★

線が太いぶん、あんまりないと言えそうです。

まとめ

と、いうわけで以上「ポインテッドペン比較」でした。線の太さや弾力、価格などを総合して一番使いやすいと思ったペン先は・・・

やっぱり「ジロット303」ですね〜(結局・・)

引っかかりが強い、というデメリットがあるんですけど、スペルだけを書くなら値段的にも良さそうな印象ではあります。ただペン先が摩耗しやすいので交換頻度を考えると、ひょっとしたら他のペン先の方が優れているかもしれないので、今後評価が変わってくるかもしれないです。(あくまで個人的な評価です)

長めのフローリッシュ(装飾線)やオフハンドフローリッシュ(ポインテッドペンで描く絵柄)なんかはプリンシパルやハントアーチスト101の方が良さそうですね。あとはブラウゼのエクストラファイン66とかも書きやすい感じです。

さらに違うペン先を試したら、随時追加して行く予定です。

ペン先の好みは個人差あると思うので、自分にピッタリなペン先が見つかると良いです。よければご参考に! それでは〜

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事